はじめに
日本人は現金預金が大好きです。
しかし、日本では全世界や米国株の平均:インデックス に長期で投資をするという考えはまだまだ浸透していません。
もちろん、生活防衛資金としての現金は必要です。
現金がほとんどないのに、株式投資をするのは絶対にやめましょう。
逆に余剰資金があれば、将来のために資金を少しだけ増やしましょう。
その少しだけ、が、次の少しだけ、を生み、ものすごく長期で見れば(例えば15年とか)大きく資産を増やすことができます。
有名なインデックス(例:SP500・MSCIなど;わからない人は調べてね)に投資をしておくと、年利3~7%で増えると言われています。
実際、私が持っている株式もこのような形で増えています。
(もちろん私は元本が小さいので、大きくお金持ちになっているというわけではありません。)
具体的な数値を考えます。平均を取って年利5%で増えるとすると、約15年であなたの資産は2倍になります。本当です。歴史が証明しています。
世界で最も有名な投資家:ウォーレン・バフェット氏はお金持ちになる秘訣として次の言葉を残しています。
「みんな急いでお金持ちになろうとして失敗する。
ゆっくりお金持ちになろうとすれば良い。」
テーマ・記事を読むメリット
★本記事の想定読者:老後資金、投資、新NISA、iDecoに興味がある方
★本記事のテーマ:米国株・全世界株 上昇
★本記事を読むメリット:
・インデックス投資のメリット(デメリット)を知ることができる。
・最近の株価を知ることができる。
・自分とは大切な存在だと再認識できる。
インデックス投資を分かりやすく言うと
インデックス投資とは、多くの企業の株式をパック詰めで買うという考え方です。
例を挙げます。
スーパーで売られているものを思い浮かべます。
大根・人参・じゃがいも・牛肉・玉ねぎ・ほうれん草・チーズ・卵・・・
そのどれも値段が上がったり下がったりします。
あなたが大根農家だったとします。ある時大根が急激に値下がりしました。
あなたは大きな損をしますね。
次にあなたが大根・人参・じゃがいも農家だったとします。ある時大根は急激に値下がりましたが、人参は値動きはほとんどなかった、そしてじゃがいもは大きく値上がりしました。
あなたはリスクを分散するという考え方で、助かりましたね。
インデックス投資を行うということは、以上の例で見たところの、たくさんの野菜(現実世界ではたくさんの企業)を大量にパック詰めしてある商品を買うということです。
アメリカの有名なインデックス指標:「S&P500」(と呼ばれる)、
に連動する株式パックを買えば、
アメリカの超優良企業500社をパック詰めで買うことができます。
全世界の有名なインデックス指標:「MSCI(コクサイ)」(と呼ばれる)、
に連動する株式パックを買えば
全世界の企業8000社をパック詰めで買うことができます。
急激に上がりませんが、急激に下がることもありません。
(もちろん、5~10年に1度くらい暴落がありますので、注意は必要です。
あくまでも長期投資が前提です。コツコツ買って、一切売らないことを大事にします。)
時間を味方につければ、資産を2倍~3倍に増やすことも夢ではありません。
ただし、10年以上、できれば15年以上の長期投資を前提に考えてください。
インデックス投資をする上での注意
(1)余剰資金で行う
今すぐ使う可能性のあるお金、5~10年以内に必ず発生しそうなイベントに対しては現金で備えます。いわゆる生活防衛資金というものです。生活防衛資金を投資するのは絶対にやめましょう。
生活防衛資金は毎月の支出✕6ヶ月~1年分だと言われています。
毎月の支出がパッと思い浮かばない人は、まずは家計を振り返り、収入と支出を振り返るところから始めましょう。生活防衛資金を計算することができない場合は、投資は控えた方が良いと思います。
(2)少額の一定金額を一定間隔で買い続ける
私は一定の金額を毎月購入しています。
(3)売らない
今までの歴史上、株式は5年に1回ほどのペースで暴落が起こります。
暴落とは具体的には、悪ければ持っている資産が半分になります。
ただし、その暴落は長くは続かず、早ければ2ヶ月ほどで元値に戻ります。
暴落が来たときに売ってしまうのは、損を確定させる行動です。
余剰資金で行う事によって、焦って売ってしまう行動「狼狽売り」を防ぎます。
(4)長期投資をする
10年以上、できれば15年以上続けましょう。
だからこそ、余剰資金で。絶対に売らなくても生活に困らないように。
最近のインデックス パフォーマンス
ここから、アメリカを代表するインデックス指標S&P500の最近のパフォーマンスを見ていきます。
S&P500
(1)ここ1年のパフォーマンス(2023年1月現在)
昨年度2022年はアメリカ株は大きく下がりました。約20%も暴落しました。
焦ってはいけません。ここで売ったら、損が確定してしまいます。
下がっているということはインデックス投資においては買うチャンスです。
思考停止で、コツコツ(例えば毎月1日に同じ金額)書い続けましょう。
(2)ここ1ヶ月のパフォーマンス
2023年1月のパフォーマンスはとても良いです。
焦ってはいけません。ただ上がっているだけです。
あなたは完璧な未来予測をすることができますか?
ロシアのウクライナ侵攻の日にちを完璧に当てることができましたか?
タイミングを図って、売り買いなど誰にもできないのです。
プロであれば歴史に照らし合わせて、上がる下がる可能性を予想することはできます。
でもそれはあくまでも予想です。
上下する日にちを完璧に予想できるならば、世界の経済学者は全員億万長者になっています。
思考停止で、コツコツ(例えば毎月1日に同じ金額)書い続けましょう。
ちなみに私は毎月1日に5万円、8日に5万円、20日に10万円、27日に1.2万円コツコツ買っています。
(3)ここ5年間のパフォーマンス
はい、ヤバいですね。あなたが5年前に100万円投資していたとすると、
約159万円になっています。
これがインデックス投資が最強たる所以です。
でも所詮、59万円得したに過ぎません。
あなたが学校を卒業して、1年間にどれくらい稼ぎますか?
何百万円も、場合によっては何千万円も(一部のエリートだけですが)稼ぐことができます。(言っておきますが、エリート志向なんてやめましょう。普通でいいんです。)
断っておきますが、大きく稼ぐのはインデックスではないのです。あなたなのです。あなた自身が資本なのです。
ただし、次のような場合はもう少し大きな話になります。
あなたがインデックス投資で持っている資本が100万円だとします。
年利5%で増えると仮定すると、あなたは1年後に105万円持っていることになります。
5万円のプラスですね。
ここで、
話を大きくしてあなたのインデックス投資の資本が1億円だとします。
年利5%で増えると仮定すると、あなたは1年後に1億500万円持っていることになります。
500万円のプラス!!!!!!!
これ、遊んで暮らせますね!ちなみに私の生活費は年240万円です。もっと減らすこともできますが、無理せず、現状ではこんな感じです。
はい。
これがまさに、資本が大きいほど増える利息が大きくなるという
フランスの経済学者:トマ・ピケティが提唱した
R>Gの法則(あーる だいなり じー)というヤツです。
過去記事で触れております。
あなたは資産です
あなたは今、一生懸命に勉強して、努力して、体を鍛えて、心身の健康を大切にして日々を過ごしています。
あなたの頭脳、身体に存在する資本、言い換えればあなた自身が少しずつ大きくなっています。
それがある一定のところを超えたところで、人生がイージーモードになります。
あなたの資本から生み出される利子で、そんなに頑張らなくても(とは言っても、これを読んでいる読者の方であれば、頑張り続けるとは思うのですが)
日々を安心して過ごせるようになります。
まとめ&アクションプラン
・将来的にはインデックス投資をはじめよう。
・インデックス投資はタイミングをはからない。だからこそ思考停止状態で株式投資ができる。毎日怪しいスクリーンを5つ並べて、株価や為替レートをチェックするなど不要。
・あなた自身が資本となる。資本が大きければ大きいほど利息が大きくなる。
・お金持ちはさらにお金持ちになる。努力できる人はさらに努力を続け、パフォーマンスを出す。利息が利息を生む。ある一定のところでシンギュラリティに達する。
(今後の展望)
・NISAを活用しよう。知らない人は次のようなことと同じ。(あくまでもイメージです)
例:日本人なのに味噌汁を飲んだことがない、温泉に入ったことがない。
パソコン・スマホを使ったことがない。パンツを履いていない。
未だに洗濯板で洗濯をしている。
打製石器と縄文土器で料理をしている。